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警備員に求められる“気づき力”を鍛える方法

ケンさんです。
最近、若手警備員と現場を回る中で、
「気づき」の質と量に個人差があることが気になりました。
警備業務において、観察力や変化への感度は事故防止の第一歩であり、
現場全体の質を左右する要素でもあります。

まず、施設警備の場面を例に挙げます。
日常の巡回業務において、重要なのは“いつもと違う”という異変への気づきです。
たとえば、普段はない場所に放置された荷物、
あるいは落ち着きのない挙動を見せる来訪者。

こうした兆候は、初期段階での察知によってリスクを軽減できます。
そのため、「ただ見る」のではなく、「比較しながら観察する」視点を持つことが重要です。

次に、交通誘導業務においても、
誘導棒を振るだけの作業と思われがちですが、
実際は、車両・歩行者の流れ、周囲の音や視覚情報を同時に処理しながら、
最適な判断を瞬時に下す業務であると言えます。

一瞬の判断ミスが事故に直結するため、
高い集中力と、場の全体像を把握する力が求められます。

また、イベント警備においては、
不特定多数の来場者が集まる状況下での「異常の察知」が中心的な業務になります。
場の雰囲気に飲まれず、一定の距離感で状況を俯瞰し、
不審物や不審者を見逃さないための“視野の広さ”がポイントです。

加えて、発見した際には即時に声かけや報告が必要となるため、
「おかしいと感じたら即対応」する判断力も並行して鍛えるべきスキルです。

こうした“気づき力”は、入職時点では十分に備わっていないことが一般的です。
しかし、現場経験と適切な指導によって、
段階的に習得されていく性質のものであると考えています。

そのため、初期段階においては、
先輩による具体的な事例提示や、現場での振り返り機会が不可欠です。

警備業務は一見単純に見えるかもしれませんが、
実際には極めて高度な判断と注意力を必要とする仕事です。

今後も現場では、「気づき」をベースとした教育と意識づけを強化し、
一人ひとりの警備員が能動的に動ける環境を整備していく必要があります。

安全とは、気づくことから始まる。
その意識が、現場全体の質を底上げすると私は考えています。

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